2008年11月20日 (木)

『躍動する食品サンプルたち』

~イワサキ・ビーアイ 手技と遊び~

渋谷の「たばこと塩の博物館」で開催中の食品サンプル展を観に出かけました。

1階エントランスホールでの展示なので、作品数はあまり多くなかったのですが、レストランのウィンドウで見るサンプルとは少し違って、ひとひねりされた遊び心いっぱいの展示で楽しかったです。

画像は告知ハガキですが、言わずと知れた「ド根性大根」です。

4階の特別展示室では「近世初期風俗画 躍動と快楽」と題された屏風絵を観ることができました。(展示としては、実はこちらがメイン)

近世の京都の町と郊外を描いた有名な「洛中洛外図屏風」が観られてよかったです。

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2008年11月15日 (土)

『フェルメール展』

~光の天才画家とデルフトの巨匠たち~

友達に誘われて、昨日は久しぶりに展覧会に足を運びました。

先週は、胃腸炎を起こしてしまって数日間まともな食事ができなかったりと、なかなか出かけられなかったのです。

美術館に入ったとたん、来場者の多さにびっくり。入場制限があって、チケットを買ってから20分待ちました。

フェルメールは生涯で30数点しか絵を残していませんし、門外不出の作品も多いそうなので、非常に貴重な機会だったようです。

今回出品されていたのは、「手紙を書く婦人と召使い」「小路」など7点で、有名な「牛乳を注ぐ女」「真珠の耳飾りの少女」の2点は、残念ながら観ることができませんでした。

フェルメールの生まれたオランダの小都市デルフトの画家たちの作品約40点を鑑賞した後に、やっと彼自身の作品を観ることができたのですが、1点1点にすごい人だかりがしていて、なかなか絵の前に行けず。やっと絵の前に来たと思うと動けなくなってしまう状態でした。

でも、彼の絵は、そのぐらい、人をひきつけ、またじっくりと長く観たくなるような魅力があると感じました。「光の天才画家」と呼ぶにふさわしく、その光は、実物でないと味わえない美しさと明るさでした。

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2008年4月23日 (水)

『モディリアーニ展』

六本木、新国立美術館で開催中の「モディリアーニ展」に出かけました。

今回は、彼が影響を受けたと言われる、アフリカや東南アジアなどのプリミティブ芸術(原始美術)との関連を、初期の作品から見ることができました。

また、モディリアーニといえば、首が長く、なで肩の独特な女性の肖像画が真っ先に浮かびますが、有名な数枚の絵の他にも、本当にたくさんの肖像画を描いていて、驚きました。

印象に残った絵をポストカードから紹介します。

↑「少女の肖像(ジャンヌ・ユゲット)」

バックに明るい色が使われていて、ほわんとした少女の表情がかわいいです。

↑「大きな帽子をかぶったジャンヌ・エビュテルヌ」

奥さんの肖像画。おしゃれで素敵。

写真で見ると、モディリアーニは俳優のように美男子で、奥さんも女優さんのようにきれいな方でした。

↑「黒いドレスの女」

後に、シャネルなどのファッションデザイナーが登場する時代が来ますが、その予兆を感じさせるおしゃれな絵です。

展覧会全体としては、素描(デッサン)でふくらませている感がぬぐえず、その点は少し残念な感じがしました。

一緒に行った友達から「Mutukoさんはモディリアーニの肖像画に似てる。」と言われてびっくり。確かに、首が長くてなで肩ですけど・・・・。

帰ってから夫に話したら「確かに」と言われてしまいました(笑)。

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2008年4月 5日 (土)

『ルーブル美術館展~フランス宮廷の美~』

明日で終了する展覧会に、すべりこみで出かけてきました。

会場は上野の東京都美術館。お天気もよく、お花見もできて、一石二鳥(笑)。

18世紀のフランス宮廷に花開いた「ロカイユ(ロココ)」芸術の、素晴らしい宝飾品の数々を堪能しました。

ドールハウスでも、ロココ調のものはよく見かけるし、宮廷文化を紹介した写真などでも、どんなものか知っているつもりでいましたが、実際に見る蜀台や時計などの調度品の数々は、想像をはるかに超えた豪華さで、繊細な細工に目を見張りました。

また、家具の一部に中国風の図柄があったり、日本の漆や蒔絵の技術がつかわれていたりと、東洋の影響も見ることができ、興味深かったです。

最も印象に残ったのは、マリーアントワネットが気に入って使っていたという、旅行用品の一式でした。

チラシの写真にも使われていますが、トランクの中に、ティーセットや化粧品、文房具のようなものが一式入ったものです。小物のすべてに収納する場所が細かく決められていて、フタをしめると、中身が固定される仕組みになっています。

ベッドウォーマー(ベッドを温める道具)まで、旅先に持って行くんですね~。

以前、今田美奈子氏の本で見て素敵だと思っていた、マリー・アントワネットの私室内の、象嵌細工の机とブルーの布張りの椅子も実際に観ることもできて、感激でした。

いつかベルサイユ宮殿に行けたらいいね~、なんて、一緒に行ったKotoさんと話しました。

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2008年3月24日 (月)

『ターシャ・テューダー展』

~絵本・ガーデニング・手作りの生活ー夢を追い続ける幸福~

松屋銀座で開催中の展覧会に出かけました。

ターシャ展は、2000年に新宿(高島屋だったかな?)に来たときに見ていて、二度目ですが、今回は圧倒的な人の多さにびっくり。

NHKで何度も放送されたおかげで、ターシャのファンがすごく増えたのだと思います。

入口と出口の付近2か所に、ターシャの庭を模した小さなお庭が作られていたのですが、ここがデパートであることを一瞬忘れるような自然な造作。

園芸家の杉井明美さんのプロデュースによるものだそうです。

『ターシャの家』や『ターシャの庭』などの写真集で見た家の外観や内装の一部分を再現したものもあり、スケールの大きい展示でした。

そして、ターシャの手によって使いこまれた台所用品や「バターチャーン」(バターを作る道具)などの珍しい道具類も見ることができました。

後半は、コーギーを主人公とした絵本の原画の数々。

愛情込めて描かれたかわいい動物の絵を堪能しました。

物販のコーナーにたくさんの本が販売されていましたが、ターシャが初めて描いた絵本「パンプキン ムーン シャイン」が入った復刻版を買いました。

ピーターラビットの絵本のような手のひらサイズがかわいいです~。

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2008年3月 8日 (土)

アウトサイダーアート

知的障害や精神疾患を抱える人々の作品、広義には、専門的な美術教育を受けていない人々の作品を「アウトサイダーアート」と(仏語で「アール・ブリュット」~生の芸術~とも)呼びますが、今、それは世界的にも注目されている芸術だそうです。

先日、ロートレック展を観た帰りに、同じミッドタウン内にあるd-labo(年末年始にミニチュアの展示をさせていただいた引き出しギャラリー)に立ち寄ったところ、ちょうどアウトサイダーアートが展示されていました。

神奈川県平塚市にある「工房絵」(こうぼうかい)という福祉施設で活動している方々の作品です。

キャラメルぐらいの大きさの紙工作の電車が何十個も並んでいて、ひとつひとつの車両が細かく描き分けられているものや、ダンボール製のコレクションボックスに、紙製のミニチュアがびっしり入っているもの、陶器で作った象が何頭も何頭もいるものetc.・・・・。毎日描きためたであろう、気の遠くなるような数のスケッチが入っている引き出しもありました。

そのどれもに、作者のこだわりと並々ならぬ熱中ぶりが感じられて、圧倒されるとともに、鮮やかな色使いや造形には独特のセンスを感じました。

読者の中には、健常者と障害者の作品とに区別を付けることに抵抗を感じる方もおられるかもしれません。実は私もそのことに関して、少し引っかかる部分もあったのですが。

実際に作品を目にしてみると、やっぱりこれは特別な才能だと思いました。

今年1月10日のブログに「サヴァン」と呼ばれる人々のことを書きましたが、その記事とも関連します。サヴァンとは、自閉症などの知的障害を持ちながら、狭い分野で常人をはるかに超える能力を発揮する人々のことです。

映画「レインマン」では、ダスティン・ホフマン演じる自閉症の男性が、電話帳1冊分の名前と電話番号を丸暗記していました。レインマンは要するにサヴァンなんですね。

人間がもともと持っている高い能力の一部が、理性や知性を身につけることによって封印されてしまう、という考え方があるそうで。

サヴァンは、こうした封印から解き放たれた人とも言えます。

そして特に、絵を描いたり、ものを作るという創作活動は、潜在的な能力が引き出されやすいのかもしれません。

工房絵のHP のTOPには、このように書かれています。

「やりたいこと」「好きなこと」から始まる自己表現の欲求は、生きるための大切なチカラです。

制作室では、ひとりひとりの『自分探し』を「ものづくり」を通して支援していきます。

ものを作ることが生きる力につながる、という考え方は大切だと思いました。すべての創作活動の原点だと思います。

工房絵の展示を観て、感動したのは、先に書いた「特別な才能への驚き」があったからですが、それとは逆に、自分の中に共通するものを感じたからかもしれません。

ドールハウスやミニチュアは、普通では想像できないほど細かい作業をたくさん積み上げて出来上がるもので、ある意味、常軌を逸した世界ではないかと思うからです。

普通の主婦であり母である自分の中にも、実はアル・ブリュットな世界があるのかも・・・・。

余談になりますが。

今、私がイチオシしているドラマ「だい好き!!」の最後のタイトルバックの映像に、工房絵の方の作品が使われているそうです。これもうれしい偶然でした。 

アウトサイダーアートについては、3月2日(日)の「新日曜美術館」の放送でもとりあげられました。興味のある方は検索してみてくださいね。

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2008年2月28日 (木)

『ロートレック展』

開館記念特別展「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」

六本木 東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中の展覧会に行ってきました。

ロートレック展は、もうずいぶん昔、大学卒業間際に行くつもりが、風邪をひいて行けなかった思い出があり、今回やっとその思いがかないました。

予想以上の人出にびっくり。

版画(リトグラフ、木版)、ポスター、油彩画、挿絵、素描などをあわせて250点と、作品の数もすごく多かったのですが、みなさん熱心に鑑賞されていて、本当に絵画好きの方が来られている印象でした。

ロートレックは、南フランスの名門伯爵家に生まれながら、生まれつきの骨の病気と二度の骨折で、足の成長が止まってしまうという不運に見舞われました。

貴族社会から遠ざかって、若い頃から、ダンスホールや劇場、娼館などに入り浸るようになり、そこで暮らすダンサーや娼婦などの姿をたくさん描いています。

買ってきたポストカードから

←「ディヴァン・ジャポネ」

ロートレックと聞いてまっ先に浮かぶのが、このポスターです。(手ぶれしててすみません。)

←「赤毛の女<身づくろい>」

ダンサーたちは、他の客には決して見せることのない「素」の姿を、ロートレックにだけは見せていたようです。

油彩画は、華やかな舞台とはうらはらの彼女たちの内面が表現されたものが多いです。

キャンパスではなく厚紙を使って、薄めた油絵の具で描かれているので、油絵特有の厚ぼったさがありません。

本物はどれも、茶封筒のような茶色い紙に描かれているのに、ふだん目にする印刷物(ポストカードやポスターなど)はすべて地が白なのに驚きました。これななぜなんでしょう。

←スタンラン「シャ・ノワール」

ロートレックと交流のあった画家、スタンランの作品も展示されていました。

ちょうど今制作中のドールハウスに、スタンランの絵を飾りたいと思っていたので、偶然本物を観ることができて感激。

「ベルエポック」と呼ばれた当時の古き良きパリの雰囲気を、全体から感じ取ることができ、すごくいい展覧会でした。

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2008年2月25日 (月)

『草花絵図案作品展』

~植物スケッチから植物モチーフデザインへ~

ブログ友達のrupinusさんが習っている、草花のドローイングの作品展に出かけました。

「アトリエnote」の松村扶佐子先生と生徒さんの作品が、自宅からすぐ近くの「Lei OHANA」というギャラリーに展示されていました。

タイルや和陶器、西洋磁器などに、草花がセンスよく絵付けされて、素敵。

キャンパスに壁材が塗られ、ステンシルされた作品などもありました。部屋の壁や外壁などにも応用できるものだそうです。

↑ステンシルの体験をさせていただきました。

ふだん使っているアクリル絵の具とはちがって、油性のパステルのようなクレパスのようなものを使いました。

アクリル絵の具よりもグラデーションが出しやすくて、自然な仕上がりになりました。

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2007年12月21日 (金)

合格デシタ。

10月末に受験して、すっかりあきらめていた「美術検定」ですが、今日通知が来て、3級に合格してました。

でも、あまりいい成績ではなかったので、今後のチャレンジについては、ハードル高いです~。

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2007年10月28日 (日)

第1回 美術検定

とうとうと言うかやっとと言うか、試験の日が来てしまいました~。

私が受けたのは、東京会場の中央大学理工学部キャンパスでした。

たくさんの受験生にびっくり。数百人規模です。東京会場がもう1か所、他に全国で4つの会場があるので、総数にするとすごいでしょうね。

問題はね~、予想以上にむずかしかったです。

範囲は広いにせよ、3級は基礎的な知識ということで、なんとかいけるんじゃないかと思っていましたが・・・・。

4択問題が100題(マークシート方式)、60分1本勝負。

自信のない問題をチェックしていったら、約半数に達してしまったので、合格ライン70点を超えるのは無理でしょう。残念~。

勉強は、過去問(第1回とはいえ、前年まで「アートナビゲイター検定」という名で同じような試験が実施されていたので、過去問があるんです。)を中心に考えていたのですが、実際の出題は、過去問を別な角度からアプローチしていたり、さらに進化しているわけで。

やはり、美術全般に関する、かなり幅広く深い知識(ちょっとした雑学も含めて)が必要だと感じました。

「次元がちがうんじゃないか。」って夫に言われましたが、情けないけど納得してしまいました(笑)。

まあ、ここであっさりあきらめるか、負けず嫌い精神でがんばり続けるのかは・・・・

自由だ~~~!!ってことで。

受験者は、20代~40代の女性が多かったですね。

男性は若い人より、むしろ中高年が多かったかな。

そういえば、展覧会のお客様で主流と思われる、50~60代の着飾ったおばさま方は、あまり見かけませんでした。はい。

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