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2007年10月18日 (木)

「叙情の復権」

今日付けの読売新聞(朝刊)に、うれしい記事を発見しました。

「叙情の復権」88歳の決意

  季刊誌創刊 やなせたかしさん責任編集

漫画「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんが責任編集を務める季刊誌『詩とファンタジー』(かまくら春秋社)が、19日創刊される。やなせさんが携わってきたメルヘン詩をひろめる活動に、清水哲男、三木卓の両氏をはじめ第一線の詩人が刊行委員として協力。殺伐とした現代に「叙情の復権」を目指すユニークな試みとなりそうだ。

私の中で、やなせたかしさんは「アンパンマン」の作者というより、詩人であり、『詩とメルヘン』の編集者というイメージのほうがずっと強いのです。

『詩とメルヘン』は、1973年から30年にわたってサンリオから出版されていた雑誌です。投稿詩にひとつひとつイラストが添えられて、絵本のような、ファンタジックで心温まる感じが大好きでした。高校生の頃、兄からこんな雑誌があることを教えてもらい、その後何年も購読しました。大学で児童文学を専攻するきっかけになった本のひとつでもありました。

休刊になった後も復刻を願う声が多くあり、今回の運びとなったようです。

記事の中からもう少し紹介します。

重視したいのは、「叙情詩を中心に、イラストもグロテスクな絵をのせない」ということ。「詩とメルヘン」の創刊も、戦後の現代詩は難解で、自分が子供時代に愛唱した島崎藤村や西條八十のような気軽に口ずさめる詩が少ないとの思いからだった。やさしい絵にこだわるのも最近の漫画の暴力的な描写が子供たちの精神をむしばんでいるのではとの危惧を持つからだ。

「甘いとバカにされるかもしれないが、きれいな水の一滴を濁った水の中にそそぐのは必要だと思う」

同誌はA4判、100ページ。創刊号特別価格800円(税抜き)

お問い合わせは、かまくら春秋社 Tel.0467-25-2864  へ

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