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2007年6月20日 (水)

『ばらの騎士』

オペラを観るなんて何年ぶりでしょう。

もしかして、子どもが生まれてから初めて?(笑)。

リヒャルト・シュトラウスのこの演目は、一度でいいから観てみたいと思っていました。

若い頃、楽器店でピアノ講師をしていたんですが、そこの営業マンがオペラ通で「一番好きなオペラは『ばらの騎士』。」と言っていたのをずっと覚えていたもので。

今日は念願かなって、初台の「新国立劇場オペラ劇場(新名称は「オペラパレス」)」まで行ってきました。

ここは、10年前にできた、日本で唯一のオペラとバレエ専門の劇場です。

緞帳が下りた状態では、舞台の幅が予想より狭くてがっかりしたのですが、緞帳が上がってびっくり。奥行がすごくあるんです。しかも、舞台の幅は、手前が長くて奥が短い!台形になっています。絵画の1点投資図みたい。セットが台形なのか、舞台そのものが台形なのかわからないんですけど。

ロココ調のセットは、ドールハウスの『週刊ヨーロピアンパレス』のようです~。

登場人物の名前と物語のあらすじぐらいは頭に入れて臨むつもりでしたが、ここ数日バタバタして何もできず。かろうじて、行きの電車の中で解説本を読みました。開演1時間前に会場の売店でパンフレットを買い、ロビーでおさらい。すでにたくさんの人が集まってきています。

午後2時開演。3幕仕立てで幕間に25分の休憩が2回入り、終演は6時半(予定では6時10分でしたが)。なんと4時間半の長丁場です。

結論から言うと、なかなか味わうことのできない感動と陶酔感でした。来てよかったと心から思いました。

解説ではこの演目は「絢爛豪華。オペラの醍醐味」とあったので、非常に派手な舞台を想像していたのです。でも、思ったより落ち着いた感じの衣装&舞台セットで、アリアも、ゆっくりしたテンポの二重唱や三重唱が主でした。

喜劇で明るいけれど静かに感動できる、そんな舞台でした。

終わったあと、キャストが順に出てきてあいさつするあいだ、拍手が長く長く続きました。

オペラって、不倫や三角関係など貴族社会の恋愛模様を描いたものが多いので、若い頃より今のほうがより深く理解できるかも、と思いました。

三十路を超えて自分の中に老いを意識し始めた元帥婦人が、若いつばめに新しい恋人ができたことを知り、二人を祝福する。自分が好きな人には好きな人と幸せになってもらいたいと身を引く・・・・。こういう気持ちって、うふっ、今ならわかるもの~(笑)。

昔とちがって最近のオペラは、横に字幕が出るのでわかりやすいです。(それでも予習はして行ったほうがいいですけどね。)

特別なお楽しみとして、また機会があれば行きたいと思います。

<note>

主催:新国立劇場

指揮:ペーター・シュナイダー

演出:ジョナサン・ミラー

美術・衣裳:イザベラ・バイウォーター

元帥婦人:カミッラ・ニールント(ソプラノ)

オックス男爵:ペーター・ローゼ(バス)

オクタヴィアン:エレナ・ツィトコーワ(メゾ・ソプラノ)

東京フィルハーモニー交響楽団

新国立劇場合唱団、NHK東京児童合唱団

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