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2005年7月28日 (木)

ドレスデン国立美術館展ー世界の鏡

7-28doresden 上野に行ってきました。

実は昨日、電車の中に日傘を忘れてしまい、上野駅の「お忘れ物取扱所」に届いていることがわかったからでした。

おかげで国立西洋美術館で開催中の『ドレスデン国立美術館展』を観ることができました。

本展では、ドレスデンに居城を定めたザクセン選帝侯のコレクションを7つのセクションで見せてくれています。ドレスデンでは異国文化が愛され、様々な外国の美術が集められました。中でも、イタリア、フランス、オランダ、トルコ、中国、日本の6つの国が重要だったそうです。

サブタイトルの「世界の鏡」というのは、ドレスデンの収蔵品を見れば世界がわかるといった比喩的な意味なのでしょう。

Ⅰ.ドレスデンの「美術収集室(クンストカンマー)」

Ⅱ.オスマン帝国ー恐怖と魅惑

Ⅲ.イタリアー芸術の理想像

Ⅳ.フランスー国家の表象と宮廷文化

Ⅴ.東アジアー驚嘆すべき別世界

Ⅵ.オランダー作られた現実

Ⅶ.ロマン主義的世界観

中でも珍しかったのは、Ⅰのセクションでした。

ドレスデンのコレクションの始まりは、美術作品ではなく科学計測器だったそうです。太陽の光と熱を集めて様々な素材を溶かすのに使われた巨大な集光鏡をはじめとして、地球儀や天球儀、製図用具(コンパスや三角定規、分度器など)など、実際に使用された道具類が展示されていました。どれも真鍮の彫り物が実に見事で、「美しくなければ計器ではない」としたザクセン選帝侯の趣意がうかがわれました。

Ⅴの東アジアのコレクションでは、マイセン磁器がもともと中国や日本の磁器の模倣から始まったことがお皿の図柄からも伺え、興味深かったです。また、日本の漆塗りの長持ちに、六本脚の台架(猫足)が付けられ、和洋折衷の優雅な家具が出来上がっていて素敵でした。

国立西洋美術館は、ロダンを中心とする彫刻や、印象派を中心とする近代西洋絵画のコレクションが充実しているので、常設展も堪能しました。

常設展だけを観るには420円の入館料がかかりますが、特別展開催時期には特別展の入館料だけで観ることができますので、ご来館の際には両方観ることをおすすめします。

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